2004.オランダアッセン参戦記 VOL.5(サヨナラオランダ編)



5月10日(月)

今日でアッセンを離れ、アムステルダム近郊のハーレムという街に向かう。

ハーレムのホテルにチェックイン後、アムステルダム観光へ。

危険な街というイメージの強かったアムスだが、

昼間の大通りを歩いている分には何の危険もなかった。

公園の脇にあるカフェで昼食をとり、ゴッホミュージアムを始め市内各地を観光する。


昼間のアムスは美しい街。


カフェでのランチは特大ハンバーガー。


オランダには自転車が多い。
これは郵便配達用?らしき、スペシャルマシン。




ここまではよかったのだが…

夜10時をまわり、あたりが暗くなってくると、街の雰囲気は一変する。

建物はライトアップされ、幻想的で美しいのだが、

赤いネオンとブラックライトに写し出される飾り窓、

街を闊歩する見るからにアヤシイ連中。

あまりに恐ろしすぎる。

ビビッている私の前を、D社の某社長はどんどん進んでいく。

しまいには人がすれ違えない程の路地裏にまで入っていく。

冗談じゃあない。みな酒が入って、気が大きくなってるのか。

噂に聞く、バナナバーに入ろうとしてた時はさすがに帰ろうと思いました。

午前1時半、何とか無事にホテルに帰着できた。

歩きまわった疲れよりも気疲れで、そのままベッドに沈み込んだ。

夜は大人のあやしい町・・・アムス




5月11日(火曜日)

とうとう今日でオランダともお別れだ。

ホテルのレストランで朝食をとり、チェックアウト。

車でスキポール空港に向かう。空港で少し買い物をして、

2時25分の飛行機で日本に向かった。

10時間半のフライトは、疲れがでたのか、殆ど眠って過ごし、

行きほど長くは感じなかった。

関空に到着し、両替所で残ったユーロを円に両替したのち、

皆に挨拶を交わし、それぞれの帰途につく。

皆さん、お疲れさまでした。楽しい日々をありがとうございました。



今回のアッセン遠征で驚いたことは、サーキット内の年齢層の幅の広さ。

レザースーツを着て、お父さんのバイクの後ろに乗ってきたと思われる

5才位の少年から、

♪おお〜きなノッポの古時計〜の歌が聞こえてきそうな丸眼鏡のおじいさんまで、

みながそれぞれのスタンスで、サーキットでの休日を楽しんでいる。

オフィシャルとの距離も近く、オフィシャルとエントラントの区分なく

皆で一緒になってレースを楽しみながら進めていく姿勢が感じられた。

また東洋からきた我々に気さくに話しかけてくれ、

単語を並べただけのカタコト英語を一生懸命理解してくれようとする、

オランダの人々。

全てが素晴らしく、楽しく、モータースポーツの文化と歴史を感じるものだった。

日本がこの文化に追い付くのはいったいどれほど先なのだろう。

しかしそれを知った我々は、

これから日本で、彼等に少しでも近付けるように努力しないといけない、

と痛切に感じた。



最後になりましたが、この機会を与えてくださったオーヴァーレーシング佐藤社長はじめ

皆様、リバーフィールド横部さん、サイドポンツーン神吉さん、

ツアーの手配をしていただいたボーダレス山下さん、

本当にありがとうございました。

またサポート同行していただいたササキテクニック代表佐々木氏、

フォトスペースRSさん、D社瀬古口社長、ほか同行した皆さん、

大変お世話になりありがとうございました。



伴さん、ネタの提供、御苦労さまでした。



INTERNATIONAL DUCATI CULB RACES リザルト
DESMODUEクラス
決勝7位 予選13位


Text・Photo/H.Nakayama




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