2004.オランダアッセン参戦記 VOL.2(TTサーキットアッセン編)

ホテルの裏庭


5月6日(木曜日)

目が覚めると、まだ午前4時だった。まだ目覚しをセットした時間まで余裕があるので、

もう一度寝ようとするが眠れない。仕方なく起床して、

部屋の中を隅々までチェックする。(私の仕事は建築内装業です)
アッセンホテル



AM7:30、

ホテルレストランにて朝食。バイキング形式で、各種パン、コーンフレーク類、

ハム、ベーコン、スクランブルエッグ。チーズにサラダにトマト。

このトマトが最高に美味しかった。

日本のものより小振りで固めなのだが、何故か自然に甘くて、みずみずしい。

AM9:30、

いよいよサーキットに向け、出発。サーキットまでは車で15分程の移動であるが、

途中、エンジンオイルを入手する為、ドカティディーラーへ立ち寄る。

なんとかオイルを買って、サーキット入りする。あの、テレビでみた、歴史と伝統のある

サーキット・ファン・ドレンテだ。感動で身震いがする。

山あいにある日本のサーキットと違い、

平地にあるここアッセンサーキットは、印象も随分違う。

コースサイドも平地に盛土をしただけのようで、アップダウンもなく

非常に見晴らしがいい。しかも広大だ。

ピットは広く綺麗で、それぞれのピットにシャワーとトイレがある。

広大なサーキット・ファン・ドレンテ 回収車

アッセン!
ついに、アッセンにやってきた!


船便輸送で、すでにピット内に搬入されている、荷物の開梱と、

車両のセットアップを行う。

オイルとガソリンを補充し、バッテリーを接続し、ゼッケンナンバーを貼付ける。

リバーフィールドの横部さんから日の丸ステッカーを戴いたので、カウルに貼付ける。

日本ではシュミの悪いステッカーであるが、ここ遠いオランダの地では

格好良く見えてくるから不思議だ。

セットアップが完了して、一息いれてから、サーキット内を散策する。

本日は通常のスポーツ走行と、走行会のようなものをやっていた。

目立つのは、ホンダCBR600&1000RR,ヤマハR6,

このあたりは日本とかわらない。

他にはスズキSV650が不思議と目につく。

ドカティ、アプリリアと、ビッグツインも多く見受けられる。



JAPAN! セットアップ中
日の丸仕様になった、わがSS。

セットアップ中
パドック全景。チームのトレーラーが並ぶ様は、GPのようだ。

???

おかしな車両を見つけた。ヤマハR6なのだが、なにか変だ。

サイレンサーが左右にある。2本出しかと思ったが、

右サイレンサーのテールパイプ部から、さらにパイプが伸びて

左サイレンサーのテールパイプ部につながっている?!

あれれ、左サイレンサー部は前後逆だ。

つまり、右サイレンサーからエキパイ?が伸びて、リアタイヤの前をUターンして左

サイレンサーにつながり、通常とは逆向きになって左前方に排気されている、

2重サイレンサーとなっているのだ。

全く意味不明だったが、あとで聞くと、ここアッセンでは騒音規制が厳しく、

今日の走行枠では83dbを下回ってないと走れないのだそうだ。

他にも、ドカティSS900のノーマルサイレンサーを切断して

長さを溶接延長した車両をみかけたし、

ノーマルアフターパーツに関わらず何らかの消音対策を施してある。

日本では考えられないレギュレーションであるが、

ノーマルより更に静かに改造しなければいけないレギュレーションと、

その意義を理解するエントラントに感銘を受けた。



ん? なるほど・・・
独特のレギュレーションに沿ったサイレンサー。決してウケ狙いではない。



この日は他に予定もなく、アッセンの街で買い物をしてからホテルに戻り、

ホテルのレストランで夕食をとった。

この過程で重大な.ハプニングがあったが、ここでは触れないでおこう。

11時頃就寝。明日は選手受付だ。



中山選手のアッセン参戦レポートVOL.3(予選編)へ・・・



アッセン参戦日程表

STRCトップページに戻る
過去のレースを見る
ササキテクニックレーシングクラブ概要
このウインドウを閉じる