5月6日(木曜日) 目が覚めると、まだ午前4時だった。まだ目覚しをセットした時間まで余裕があるので、 もう一度寝ようとするが眠れない。仕方なく起床して、 部屋の中を隅々までチェックする。(私の仕事は建築内装業です) ![]() AM7:30、 ホテルレストランにて朝食。バイキング形式で、各種パン、コーンフレーク類、 ハム、ベーコン、スクランブルエッグ。チーズにサラダにトマト。 このトマトが最高に美味しかった。 日本のものより小振りで固めなのだが、何故か自然に甘くて、みずみずしい。 AM9:30、 いよいよサーキットに向け、出発。サーキットまでは車で15分程の移動であるが、 途中、エンジンオイルを入手する為、ドカティディーラーへ立ち寄る。 なんとかオイルを買って、サーキット入りする。あの、テレビでみた、歴史と伝統のある サーキット・ファン・ドレンテだ。感動で身震いがする。 山あいにある日本のサーキットと違い、 平地にあるここアッセンサーキットは、印象も随分違う。 コースサイドも平地に盛土をしただけのようで、アップダウンもなく 非常に見晴らしがいい。しかも広大だ。 ピットは広く綺麗で、それぞれのピットにシャワーとトイレがある。 ![]() ![]() |
![]() ついに、アッセンにやってきた! 船便輸送で、すでにピット内に搬入されている、荷物の開梱と、 車両のセットアップを行う。 オイルとガソリンを補充し、バッテリーを接続し、ゼッケンナンバーを貼付ける。 リバーフィールドの横部さんから日の丸ステッカーを戴いたので、カウルに貼付ける。 日本ではシュミの悪いステッカーであるが、ここ遠いオランダの地では 格好良く見えてくるから不思議だ。 セットアップが完了して、一息いれてから、サーキット内を散策する。 本日は通常のスポーツ走行と、走行会のようなものをやっていた。 目立つのは、ホンダCBR600&1000RR,ヤマハR6, このあたりは日本とかわらない。 他にはスズキSV650が不思議と目につく。 ドカティ、アプリリアと、ビッグツインも多く見受けられる。 ![]() ![]() 日の丸仕様になった、わがSS。 ![]() ![]() パドック全景。チームのトレーラーが並ぶ様は、GPのようだ。 |
![]() おかしな車両を見つけた。ヤマハR6なのだが、なにか変だ。 サイレンサーが左右にある。2本出しかと思ったが、 右サイレンサーのテールパイプ部から、さらにパイプが伸びて 左サイレンサーのテールパイプ部につながっている?! あれれ、左サイレンサー部は前後逆だ。 つまり、右サイレンサーからエキパイ?が伸びて、リアタイヤの前をUターンして左 サイレンサーにつながり、通常とは逆向きになって左前方に排気されている、 2重サイレンサーとなっているのだ。 全く意味不明だったが、あとで聞くと、ここアッセンでは騒音規制が厳しく、 今日の走行枠では83dbを下回ってないと走れないのだそうだ。 他にも、ドカティSS900のノーマルサイレンサーを切断して 長さを溶接延長した車両をみかけたし、 ノーマルアフターパーツに関わらず何らかの消音対策を施してある。 日本では考えられないレギュレーションであるが、 ノーマルより更に静かに改造しなければいけないレギュレーションと、 その意義を理解するエントラントに感銘を受けた。 ![]() ![]() 独特のレギュレーションに沿ったサイレンサー。決してウケ狙いではない。 |
この日は他に予定もなく、アッセンの街で買い物をしてからホテルに戻り、 ホテルのレストランで夕食をとった。 この過程で重大な.ハプニングがあったが、ここでは触れないでおこう。 11時頃就寝。明日は選手受付だ。 |