5月7日(金) 今朝は5時に目が覚めた。 カーテンを開いて、外の景色をみていると、まだ薄暗いガーデンの芝生の上で、 何やらうごめいている。 よくよく目をこらしてみると、茶色の、ピーターラビットそっくりな、野ウサギだ。 よくみると、何匹もいる。かわいい訪問者に気をよくしながら、 朝食をとり、サーキットへ向かう。 選手受付をし、パスを受け取って、車検へ。音量測定が心配ではあったが何なくクリア。 今日練習走行を行い、感触をつかみたいところだが、例の83db規制で走行できる枠がなく、 早々にサーキットを後にし、市街地観光に繰り出す。 まるでテーマパークのような美しい町並みにひたすらカメラのシャッターをきる。 また、移動遊園地のようなアトラクションが催されており、 レースを忘れてみなそれぞれにオランダを満喫していた。 夜はさすがに疲れがでたのか、時差ボケのピークなのか、食事もそこそこにベッドに沈む。 ![]() ![]() 移動遊園地のアトラクション。ヨーロッパちっくなデザイン。 ![]() ![]() |
5月8日(土曜日) ![]() ![]() 昨夜、バテ気味で倒れ込むように眠ったおかげで、朝には体調も随分回復していた。 今日は予選だ。 他のクラスの走行をチェックし、日本でさんざん走り込んだここアッセンのPCゲームを イメージしながらコースインする。 とにかく高速で開けながら切り返すコーナーが多い。これが無茶苦茶に面白コワイ。 ほぼ全開固定での切り返しはタイミングを誤ると即コースアウト。 スピードレンジが高いので、恐怖心も並ではない。 アップダウンのないオランダならではの高速コーナーは、 いつも走るTIのモスS字の比ではない。 TIでいえば、最終手前マイクナイトコーナーが進入の減速なしに、 加速しながら右へ左へ、延々と続くといったところか。 予選1本目は、訳のわからないまま終了。セッティングどころか、 どこを何速で走っているのかもわからなかった。 あまりの高速の為、5速でも6速でもそれなりに走ってしまう。 ただひたすら開けて、マシンにしがみついている状態だった。 予選2本目。序盤は遅い車両の集団に引っ掛かり続け、全くペースをあげられなかったが、 終盤3〜4周、うまくクリアラップがとれたので、タイムアタックを試みる。 序々にラインも定まってきた。ギアも数えられる。アタック中に抜いていった、 速いライダーに必死にくらいつき、ラインを盗む。 高速S字では全開のまま切り返しているようだが こちらは一旦駆動を抜かないと曲がらない。 1コーナーや、深いブレーキングからターンするコーナーは みんな進入が甘く、こちらにアドバンテージがあるな。 後半の高速セッションはバンクしながら4速、5速とシフトアップしていき、 最終シケイン手前の左高速コーナーは6速から5速にシフトダウンして ノーブレーキで進入する。5速全開で膝が接地する。 いったい何キロでてるんだろう。 最終シケインでは縁石の使い方でストレートスピードに影響しそうだ。 いくつかのラインを探ってみる。 そうこうしているうちに間もなくチェッカー。 1本目より2秒アップの40秒台で13番手だ。 39秒台にいれたかったが、まだ決勝でタイムアップできる要素は残っている。 転倒なしに戻ってこられただけで良しとしよう。 ちなみに、チェッカー後のホームストレートで コースアウトしたのはあまりバレてない様なので内緒にしておいた。 アッセンのホームストレートはストレートでなく、 微妙に曲がっていました…。 |